日本で外国人と結婚された方 (国際結婚)、外国人配偶者がクレジットカードを申請するも、審査が通らずクレジットカードが作れないなんて事ないでしょうか。仕事もしているし、収入も普通にあるのに、なぜか通らない。
筆者の夫もブラジル人ですが、今までクレジットカードを一度も持った事がなく、信用が無いからなのか、楽天カードも、イオンカードも、スーツ系アパレルカードも、とことん審査に落ちて、半分諦めモードでした。
しかし、今回、そんな夫も無事に本人名義のクレジットカードが作れたので、どのクレジットカード会社だったのか、どうやったのかをレポートしていきたいと思います。
目次
外国人配偶者でも作れたクレジットカードとは
結論から言いましょう。今回スムーズに審査を通り、作れたクレジットカードとは、ずばり、エポスファミリーゴールドカードです。
ファミリーカードって、自分のカードじゃないじゃん。
それが、エポスのファミリーゴールドは特別なのよ。
なんだ、ファミリーカードかと思わないで下さいね。エポスのファミリーゴールドカードは一般のクレジットカードの家族カードとは違います。詳細は下記で説明しますね。
エポスカードは株式会社丸井が発行するクレジットカードで、ファッションビルのマルイのカードと思われるかもしれませんが、マルイで買い物する以外にも実はめちゃめちゃ使い勝手の良いカードでした。ちなみに筆者も外国人夫もマルイで買い物はほとんどしていません。
毎年ボーナスポイントのおかげでポイントが貯まるし、ポイントの有効期限も無いのです。外国人夫のクレジットヒストリーになるので、信用情報が作られ、この後、希望しているクレジットカードを作れる第一歩になるはずです。もちろん、使い勝手がいいので、このままエポスゴールドカードを使用してもいいですよね。
外国人が日本でクレジットカードを持つのに必要とされている項目
外国人だからと言って審査に通りづらいとか差別されているわけではありません。
ただ、外国人が実際に支払いをしないまま日本を離れ、回収不能となるケースも多く存在する為、各クレジットカード会社は、返済能力、身分証明、滞在期間などを確認し、信用できる人物かどうかを慎重にチェックしています。既に信用情報がある外国人であれば有利なのは間違いないですが、筆者の夫のように、信用情報が無いと言う方がほとんどなのではないでしょうか。
今までクレジットカードを作った事がなくて、いくつかのクレジット審査に落ちてから、日本の永住権がないと無理だと思って諦めていたよ。
一般的に外国人でクレジットカードを作る際に必要とされる項目をまとめてみました。
- 在留カード
- 収入証明と勤務先
- 携帯電話の番号
- 本人名義の銀行口座
さて、上記項目を踏まえて、無事クレジットカードを作れた夫の場合ですと、下記のような条件でした。
- 定住ビザ 滞在期間3年
- 収入は一般的な収入 正社員ではなく個人事業主
- 携帯電話番号有
- 給料が振り込まれる銀行口座が有
クレジットカードを作る条件で、永住権でないとダメなのではと思われている方も多いですが、在留資格が永住者では無くても、ある程度期間があれば大丈夫なようです。(最低3ヶ月以上) その他、勤務年数などは考慮されるかと思いますが、雇用形態は正社員では無くとも発行可能という事になります。
エポスファミリーゴールドカードって何?
エポスファミリーゴールドですが、既にエポスカードを持っている家族(エポス会員)がその家族にエポスファミリーゴールドカードを紹介する事で申し込みができます。
まず、なぜこのエポスファミリーゴールドが国際結婚している外国人配偶者におすすめかをご説明します。
一般的な家族カードの場合だと、引き落としは本会員の登録口座にまとめて引き落としされ、利用可能額は本会員の利用可能額枠内になります。例えば、50万円の利用可能枠で、夫が30万円既に使っていた場合は、妻は残り20万円までしか使えないということです。また、本会員がカードを脱会した場合は、自動的に家族カードも脱会になります。
しかし、エポスファミリーゴールドの場合は、紹介された家族も審査を受け、個久にご利用限度額がつき、引き落とし口座も個人の口座を登録できます。(もちろん、家族で同じ口座にまとめる事も可能)しかも、エポスファミリーゴールドは、個人の審査で発行している為、たとえ紹介した側の代表会員の家族が脱会しても、国際結婚で起こりがちな離婚という悲劇があっても、ファミリー登録が解除されるだけで、紹介された方はエポスゴールドカードとしてそのまま継続使用が可能なのです!!(2022年: エポスカスタマーセンターで確認済)
つまり、家族カードといえど、外国人配偶者の本人名義のクレジットカードという認識で良いとの事です。
もちろん、ファミリー登録がされている間は家族間でポイントシェアも可能です。1点、デメリットにもなるし、メリットにもなるのですが、年間の家族合計利用額は家族間で確認できてしまう為、隠して何かを購入するなどといった場合、金額がバレてしまう可能性があります。
うちの場合は、年間利用額なんてチェックしないだろうから関係ないね。逆に家族が使いすぎないか監視できて安心。
他の家族カードと違うことは分かったけど、ゴールドカードって年会費高いんじゃないの?
実は、既にゴールド(またはプラチナ)カードを持っているエポス会員からの招待でカードを作ると、招待された家族の年会費はずっと無料になるのです。筆者の夫のように、外国人のクレジットカード発行に必要とされる条件は揃っていて、信用情報だけが引っかかっているのかと思われる場合は、エポスファミリーゴールドを試してみるものいいかもしれません。
エポスファミリーゴールドの取得方法は?
さて、エポスファミリーゴールドを家族に招待するには、家族の一人がエポスゴールドカード(またはプラチナカード)を持っていなくてはいけません。
既にエポスゴールドカード、またはプラチナをお持ちの場合
→ エポス公式ホームページから家族へご招待メールを送る事ができます。
既にエポスカードを持っているが、ゴールドまたはプラチナ会員でない場合
→ エポス公式ホームページよりご自身でゴールドカードへ切り替え可能です。
エポスカードが無い場合
→ エポス会員で無くても初めからご自身でゴールドカードの申し込みも可能です。
ゴールドカードは自分で申請すると、年会費5000円がかかりますが、年間50万円以上の利用予定のある方であれば、翌年から年会費は永年無料になる為、自分で申し込みしても負担にはならないでしょう。年会費無料のエポスカードを作り、その後カード会社からインビテーション(招待状)をもらいゴールドへ切り替えるという方法もあります。インビテーションからゴールドへ切り替えると初めからずっと年会費無料でゴールドカードを使う事ができます。年会費無料のエポスカードは下記リンクより作れます。
→ 年会費無料のエポスカードを申し込みする(エポス公式ホームページに飛びます)
インビテーション(招待状)を貰う条件は公開されていませんが、そんなに敷居が高いと言うわけではないようで、あまり使用していないユーザーにも届いているようです。実際に筆者は年間40万円、50万円程度の利用でインビテーションが届いています。
特典が多く使いやすいエポスゴールドカード
筆者が実際に使っていて実感するのは、ポイントが貯まりやすく使いやすいことです。
エポスゴールドカードで年間100万円使うとすると、通常5,000ポイント付き、さらに利用額に応じたボーナスポイントが10,000ポイント付与されます。そして、更に家族がエポスファミリーゴールドを持っていると、代表会員にファミリーボーナスポイントで1,000ポイント付与されるので、年間合計1,6000ポイント貰えます。
月9万いかないくらいの支払いがあれば年間100万円利用になるんだよ。公共料金、食費、保険料、携帯料金、その他買い物全部クレジット払いにしてたら、ポイントが貯まる貯まる!
エポスファミリーゴールドを持っている家族も個人利用額のボーナスポイントは貰えます。なので、代表会員が100万円利用し、家族が50万円使用すると、代表会員は合計16000ポイント貯まり、家族は通常ポイント2,500ポイントに2,500ポイントのボーナスポイントが付くので、5,000ポイント貰えます。
ポイント貯まりやすいのは分かったけど、ポイントの使い道は?
さて、ポイントが貯まりやすいのはいいのですが、ポイントが使いづらいと結局貯めたポイントを無駄にしてしまう事もあるでしょう。使いづらい例としてよく耳にするのは、「ポイント交換サイトでの交換」や「Suicaなどの電子マネーに移行したら還元率が下がった」、「ポイント交換単位が1,000ポイント」などです。
エポスカードの利便性で筆者が高く評価している点は、ゴールドやプラチナでなくても、貯まったポイントを「エポスvisaプリペイドカード」に移行すると、1ポイント1円単位でVisa加盟店でクレジットカードのように使えるのです!Visa加盟店で一括払いと言えばいいので、ほとんどのお店で使う事ができ、支払いもスムーズです。
エポスvisaプリペイドカードは公式サイトで作る事ができます。
使うときの注意点で、ICカードがついていないので、プリペイドカードを機械に差し込んでのお支払いの場合は使えず、毎回カードをスライドしてのお支払いになります。今のクレジットカードはICカードが付いているものが一般的なので、毎回、店員に一言伝えなければならず、少し面倒ではあります。
プリペイドへチャージもポイント移行もネットで簡単に操作でき、即座にプリペイドカードに反映されますので、急なお出かけでも、移動途中でチャージして利用する事ができます。
最強!使いやすい!!
傷害保険は持っているだけで適用。海外旅行をサポート
国際結婚の場合、配偶者の母国に行く事も多々あるでしょう。そんな時に安心なのが、この保険です。旅行事の怪我や病気、持ち物の盗難や破損などに補償が付きます。自動付帯なので、クレジットカードを使っての旅行で無くても、エポスカードを持っているだけで適用されます。
夫の母国ブラジルは治安が悪いって聞くから怖いけど、保険があるだけで少しは安心。
また、カードやパスポートの紛失・盗難、事故、トラブルなど世界30都市以上の現地サポートが付いており、日本語で対応してくれます。残念ながらブラジルは現地サポートには入っていませんでしたが、入っていなくとも東京の海外緊急デスクで対応してくれるようです。
他にも、ゴールド以上の会員になると、空港から自宅までの荷物の配送をご優待価格で利用できたり、国際線利用事の手荷物を一時的に割引価格で預ける事ができたりと特典も多く、旅行前に使えそうな優待がないかチェックしてみるといいでしょう。
年間利用額が200万円以上であればプラチナがおすすめ
プラチナカードについては、インビテーションから作っても年会費2万円と高いですが、年会費をポイントで支払う事が可能な為、年間100万円を使うのであれば年会費は実質無料になります。プラチナになると、旅行の際の傷害保険の保証が手厚くなります。また少しお高めなレストランのコースが会員一人料金は無料になるなど、ゴールドよりも特典も更に多くなります。旅行が多く、年間利用も200万円以上あると言った場合は、プラチナの方がお得でしょう。ゴールドカードからインビテーションを貰いプラチナに切り替えて年会費2万円で始めるか、自分から申し込んで年会費3万円で作る事も可能です。
【外国人あるある:クレジット申し込みで悩む】
長すぎる名前問題
いざ、クレジットカードを申し込みしようと入力画面を開いた時、最初にぶち当たるのが、名前です。
名前が長すぎて、どう入力しようか悩まれた方もいらっしゃるかと思います。基本的には、通称ではなく本名を記載した方が良いようです。筆者の夫は通称で作れましたが、エポスのオペレーターによると通常に使うことは可能ですが、カードを再発行する際などに、通称名の記載されている身分証明書でないと発行できない可能性があるとの事でした。日本で使う場合にはあまり問題が発生していませんが、海外での使用とかになると、通用しない可能性もあります。
エポスカードの場合は、名前は苗字合わせてローマ字で合計18文字までカードに刻字されます。19文字以上の場合は、自動でファーストネームを初めのローマ字1字とピリオドで省略されます。
外国人の場合は「ファーストネーム、ミドルネーム、ラストネーム」という組み合わせが一般的です。初めのファーストネームが一文字で省略されるとクレジットに刻字される名前が変な感じになります。入力し終わった後、最後の確認画面で省略の仕方を手動で変更できますので、変更して見てください。
例えば….. 入力した名前は自動的にファーストネームが短縮される
JONNY MATSUDA HENRIQUE → J . MATSUDAHENRIQUE なんか違和感有。
最後に自分で変更してみる….
J . MATSUDAHENRIQUE → JONNY M. HENRIQUE 綺麗に変更できた!
筆者の場合は、最後の確認画面で変更せず作ってしまったので、違和感のあるカードで作成されました。使用に関しては、今の所、問題は発生しておりません。
また、国際結婚ですと、夫婦別姓の方もいらっしゃいますが、ファミリーカード申請時、配偶者と苗字が一緒で無くとも作れますので心配無用です。
語学力問題
日本語ができないとNGなのでは?と、心配される方いらっしゃるのではないでしょうか?
確かに、申し込み後に電話が来て確認されますので、日本語で簡単な受け答えくらいはなるべくできた方がいいでしょう。また、審査員から職場に電話がかかってくるケースも珍しくないので、職場に対応してもらいましょう。
読み書きスキルについては、あまり必要ないです。配偶者のサポートがあれば問題ないと言っていいと思います。入力時は手伝ってあげてください。
キャッシング問題
先にお伝えしたように、外国人というだけでカード会社は審査に慎重になります。
審査に通りやすくしたいのであれば、キャッシング希望額は0円または、低く設定した方が無難です。
まとめ
まだまだ日本では全体的に少ない国際結婚なので、生活していると、想像もしなかった不便さに直面する事があります。筆者の夫も日本国籍なら恐らく簡単に作れていたであろう、クレジットカードでさえも中々作れず、そのまま数年立ち、やっと作る事ができました。日本に住んでいるので、やはりあると何かと便利ですし、信用情報が作られる事も嬉しい限りです。
まとめると、外国人配偶者がクレジットを作るのに必要なことは、
- 日本国籍の方がエポスゴールドカードを作る(無料のエポスカード作成してクレジット会社よりインビテーション貰うやり方も有)
- 外国人家族をファミリーカードへご招待して申し込み
エポスファミリー ゴールドが一般の家族カードと違くて外国人配偶者におすすめの点は、
- 紹介した代表会員が脱退しても継続使用が可能
- いつでも代表会委員が家族登録を解除できる
- 家族それぞれに利用制限額が設定される
- 引き落とし口座登録は家族と分ける事が可能
- 明細書も個人毎
- 家族の合計利用額に応じてファミリーボーナスポイントがついてお得
- 個人毎の利用額に応じて、ボーナスポイントがもらえる
結論:ほぼ個人のクレジットカードと変わらない!
以上です。最後までお読みいただき、ありがとうございます!