ホーム » 国際結婚 » その国際結婚ちょっと待って!結婚する前に知っておきたい事10選
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国際結婚して、結婚する前に知っておけばよかったという、「国際結婚あるある話」を集めました。彼氏、彼女が外国人のそこのあなた!ちょっと立ち止まって考えて。「なんとかなる!」なんて、楽観的に考えて結婚すると、後で後悔する事になるかも。「知らなかった」「こんなはずじゃなかった」と嘆くことになる前に、これから紹介する10個の「国際結婚あるある」を読んでみて。幸せな結婚生活を送る為に、事前に知っておいた方が、心の準備ができますよ。

宗教

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あなたはお相手の宗教についてきちんと理解していますか?特に日本人は自分は無宗教と認識している方も多いですが、外国人から見れば、無宗教と言っているのに「初詣にあんなにも大勢の人が神社やお寺に行く」なんていう、日本人なら一般的に思える行動も、不思議でたまらないでしょう。お葬式や結婚式、お墓だって、宗教が違えば、その方法は異なりますので、日本の常識は通じません。キリスト教なら日曜日に教会に通ったり、イスラム教なら一日に何度かお祈りをする、断食の月があるなど、その信仰方法は様々。

宗教を甘くてはいけません。宗教は信者だけの行動ではなく、考え方も幼い頃から擦り込まれている為、信仰する宗教の教えが正しいと思い込み、他人にも良かれと思って押し付けようとする人もいます。何年にも渡り刷り込まれた考え方は簡単には変わりません。配偶者となれば、尚のこと。相手を尊重しつつ、子供が生まれたら子供の宗教、教育はどうするのか、自分と宗教との付き合い方など、結婚する前に一度話し合って決めておくのがベストでしょう。

将来の滞在場所

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そもそも、日本に住む気があるのか、それとも外国へ住む予定なのかはしっかり話あっておく必要があるでしょう。日本に住むなら日本語の読み書き必須です。永住権を取る為に、日本語の試験がありますし、書類が理解できないと保険に入れなかったり、ローンが組めなかったり、結婚してから山程ある書類関係を、「自分の名義で全てやってあげるから問題ない」なんて思っていたら痛い目にあってしまうかも。もしも外国に住むなら、尚更、頼れる友達や家族はいないので、外国で自立する為の自分の語学や技能スキルが必要です。パートナーに全て甘えようとすると状況が悪くなった時に苦しいでしょう。住む予定の外国の生活や政治、治安状況なども知っておくといいですね。

国民性や地域性

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暖かい国の人は楽観的な考え方の人が多い気がしませんか?良い意味で温厚でマイペース。逆に北国の人は、よく動く、粘り強いなどと言われています。偏見なのかもしれませんが、「性格は生活している気候に影響を受けるのではないか」という研究がされているほど。これが本当であれば、それぞれの国民性に、さらに広大な国なら尚更、育った地域の性質が合わさっているという事ですよね。例えば、日本人特有の性質や気質でよく上げられるのが、「シャイ、礼儀正しい、周りの人に­­気を使う、建前(お世辞)を言う文化」などがあります。それにまた、地域性が合わさり、大阪育ちは、「陽気で話上手、行動力がある、お笑いが好き」など、その地域の傾向や価値観が人格や行動に影響している。地方に住む人が東京に出てきたらびっくりした経験ってよく聞きますよね。これは、海外でも一緒です。ずっと一緒に生活をするので、予めパートナーの国の国民性や地域性を知っておくのは、生活のすれ違い予防にはとっても大事。知っているだけで、自分と違う価値観を受け入れやすくなります。「これって普通じゃん」と思う事でも、実はそれはあなたと周りの価値観であって、他国では普通でないこともあります。育った場所や教育が違うので、価値観も全く異なるのを覚悟しておきましょう。言語の違いもあり、コミュニケーションを築くのが日本人同士の家庭より難しいですが、その都度、話合いができる相手でないと結婚生活は難しいです。

- 経験談 - 

「外国人義理ママが毎回、アポなしに子供が寝る22時すぎに家に来る。理由は、仕事の帰りに顔がみたく寄っただけ。子供が起きてしまい寝かしつけできない。夫の国では普通らしい(33歳 女性)」

「時々ならいいけど、毎週週末は親戚とパーティかBBGで集まる。勘弁して欲しい。(38歳 男性)」

「時間にルーズ。夫も、夫の家族も、約束が約束になっておらず、イライラしてしまう(29歳 女性)」

税金の滞納

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実は、日本に住む外国人は税金者が多いという現実を知っていますか?日本人同士で結婚する時もお互いに借金があるかどうかは確認したりしますよね。残念ながら、外国人で税金をきちんと滞納なく払っているケースは稀かも。日本にきてから全く税金を払っておらず、結婚してから、パートナーが建て替えて払う、または一緒に払うことになるというケースは「国際結婚あるある」です。滞納している外国人に話を聞いた事がありますが、「自国では政府の汚職が多く、政府には一円も払いたくない。払わなくても構わないもの。」と言われている方がいました。しかし、自国に住んでいるのならまだしも、日本に住んでいるのですから、税金を納めてもらいたいですよね。また、出稼ぎにくる外国人に対して、低賃金や非正規雇用で働いている外国人も多く、本当に生活が苦しく払えない状況で、日本語も分からず、そのまま放置している。という外国人も意外と多いのです。税金未納だと行政から受けられるサービスが受けられない事もあるので、配偶者としては辛いですよ。結婚する前に必ず確認して、結婚してから後で知るのは無しにしましょう。

食事の違い

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食事、味覚の違いは「国際結婚あるある」です。毎日、日本食は抵抗のある方もいらっしゃいます。食事は毎日することですし、個々に好きな食事をするのも一つの手ですが、可能なら一緒に食事を楽しみたいですよね。お互い食事を作るのを交換性にしたり、パートナーの国の食事を作ってみたりして、お互いが歩み寄れそうな好みの味を見つけるのも面白いかもしれません。一方だけが我慢するという事のないように工夫してみましょう。

-体験談-
 
私のブラジル人夫は日系なので醤油や味噌ベースの日本食は美味しいと食べてくれるのですが、いつも日本の定食のような食事を出していて、副菜も1品から2品程つけていましたが、夫は、「バランスがよくない」と、気に入らないようでした。後で知りましたが、夫の国の献立は、毎日、煮豆と生野菜のサラダつくようです。「バランスが良くない」を説明してくれない夫だったので、よく理解できずにいましたが、「なるほど」と思った瞬間でした。(33歳 女性)

他にも聞く声としては、「ピザや、ハンバーガーなど、ファストフードを食べる回数が多くなった。」「肉食になった。」逆に、「パートナーがベジタリアンで、お肉を食べる機会が減った。」「日本食の味は薄くて味気ないと言われた」などという声も聞きます。

金銭感覚

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金銭感覚が異なる事が夫婦関係を拗らせる事があります。これに関しては、日本人が異質なのか、日本人は将来や老後の為によく貯金をすると言われています。それに比べて、外国人と言えば、貯金は苦手。あるとすぐ使ってしまう傾向があるそう。貯金が全くできない上に、貯金もないのに、給料の前借りやお金を借りてきては使い続け、また無くなったら借りるという外国人の話はよく聞きます。金銭感覚は国だけの傾向ではなく個人差もあるとは思いますが、日本のように夫がお小遣い性ではなく、夫婦でお財布を分けている所も多い為、女性に自立を求められる傾向もあります。とはいえ、子供が生まれたら、育児など女性の方に負担がかかる上に働かなくてはいけないとなると、苦労もかなりかかるでしょう。ベビーシッターもまだ浸透していない日本社会ですので、実家が頼れないと中々難しいですよね。結婚生活の金銭感覚はとても大事なので、子供ができた場合も含め、話し合っておいた方が良いでしょう。

- 体験談 - 

つわりで実家帰省後、外国人の旦那が給料一ヶ月分前借りして全部使ってしまっていた。来月の給料がなく、生活が不安になった為、妊婦の私が働きに出た。(29歳 女性)

衛生問題

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世界でも日本は清潔な国と言われています。日本の街を歩いていると他の国と比べて、ゴミや落書き等が少なく、とても綺麗なのに気がつきます。シャワーだけでなくお風呂も毎日入りますし、家の中は靴を脱ぎますよね。最近では、新型コロナの影響で海外でもマスクをつける人が目立つようになりましたが、新型コロナ流行前から日本では風邪を引いたら他人に配慮し、当たり前のようにマスクをつけていました。ただし、これは、私達日本人の価値観であって、外国人も当たり前のようにするとは限りません。

幼い頃に水不足など経験した外国人は「トイレをした後、毎回流さない。」ように指導を受けていたり、「毎日お風呂に入ったら水がもったいない」という人も見かけます。髪は毎日洗わない」のが普通という人。「手で食事をする。」「外靴のままベットに入る。」そもそも、「子供の頃から掃除は家政婦がいてやった事がない。」と言って、部屋を散らかしては、片付けてもらうのが当たり前だと思っている人もいます。海外では、掃除をする専門の人が週何回か来るのもよくある事です。こうした、衛生面の価値観の違いも結婚して同居生活が始まると気になってしまう所です。日に日に、ストレスが溜まっていく原因になるので、結婚する前にパートナーの衛生面の価値観のすり合わせするといいかもしれません。

ビザ、在留資格

ビザ、在留資格は確認しておいた方がいいです。そもそも、これから一緒になるパートナーがどんな資格で日本に滞在しているのか、滞在期間は何年で、どんな制限があるのかをしっかり把握しておくべきです。滞在期間があまり残っていなくても更新する事ができるので、すぐに心配する必要はありません。更新についてパートナーに聞いてみましょう。いわゆるオーバーステイと言われる不法滞在の外国人と結婚する場合は、きちんとした手続きを得て在留許可をもらわないといけません。その際に、偽造結婚を疑われる事は覚悟しておきましょう。疑われる程、外国人による在留資格目的の偽装結婚もよくある事なんです。

外国へ移り住む予定の結婚では、逆に自分のビザ事情や、在留資格についてよく調べておくと良いでしょう。

海外にいる家族

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結婚後に、実は、自国に子供と奥さんがいるというケースもあります。日本では、外国で結婚していて日本でも結婚する事は認められていませんが、結婚はしておらず、子供がいるというケースもあるので、しっかり確認しておくべきでしょう。また、自国にいる子供や、家族に仕送りをして家族の生活を支えていることも少なくありません。自国の家族はパートナーの仕送りを宛にして暮らしていることもあるので、しっかり事実を確認して納得してから結婚してくださいね。

SEX頻度

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知っていますか?日本は世界で「セックスレス国家」と言われているんです。英国の大手コンドームメーカーDurexが行った2005年の「性生活に関する世界的調査」で日本は最下位。世界で最も頻度が低く、さらにセックス に対して不満を持っている人が多いとの結果になっています。日本では、性について昔から「下品や、汚らわしい」といったネガティブな印象が根付いてしまっているように感じます。このネガティブなイメージから人に相談したり、パートナーへ話を持ちかけるなど、といった事がしにくいのかもしれません。海外では、幼少期の頃から性教育がスタートする国もあり、性についてネガティブな印象を持つ人は少ないみたい。セックス頻度が低くてもお互い満足なら良いですが、どちらか一方が不満を持ち義務感で過ごしていると、同棲していくのに後々辛いものです。日本人同士の結婚にも良く出る問題ですから、国際結婚となるとお互いの性に関する価値観を合わせるのにも大変かも。夫婦のすれ違いや夫婦仲にヒビが入ってしまったという事にならないように、今のうちパートナーとしっかり話し合ってみて。

まとめ

日本人同士の結婚も他人同士が結婚するので、もちろん大変ですが、国際結婚はさらに日本人にはあり得ないような価値観のすり合わせから、苦労する可能性があるのはお分かりいただけましたでしょうか。「とりあえず結婚しちゃえ!」という、軽い気持ちで突っ走ってしまうと後で自分が大変な思いをするのでよくよく考えてから後悔しない結婚をして下さいね。

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