ブラジル料理に付け合わせとしてよく出される定番のサラダ、「ヴィナグレッチ」のレシピをご紹介します。超簡単なので、作ってみてくださいね。
目次
ヴィナグレッチとは
ヴィナグレッチは玉ねぎ、ピーマン 、トマトの微塵切りに酢、ライム、塩で味付けをしたサラダです。きゅうりなんかを入れても美味しくいただけます。以前、紹介したブラジル料理のパステルや、フェイジョアーダ の付け合わせとしてもよく出されるサラダです。
疲れた身体を癒す酸味のあるサラダ
夏の暑い時期には、梅干しや、レモンなど、酸味のある物が食べたくなる事がありますよね。
これは、身体が体温調節に疲れて、疲労物質である乳酸が溜まった事で起こるといわれています。酸味のある食材には「クエン酸」という成分が含まれていて、溜まった乳酸を分解してくれるので、自然と酸っぱいものが食べたくなるんだそうです。この「クエン酸」の疲労回復や殺菌効果は科学的にも証明されています。クエン酸の素晴らしい効果について、詳しくは下記に記載します。
ブラジルの気温は、標高の高い地域や、南部地域を除くと一年を通して暖かい。特にリオデジャネイロ地域の夏は暖かいを通り越して、30度から40度近くの高温になる事もあります。そんなブラジルだからこそ、「ヴィナグレッチ」のような疲れを取り除く酸味のあるサラダが一般的に食べられるのかもしれませんね。
酸っぱい成分が体の免疫を高める!?
酸っぱい成分の「クエン酸」ですが、血液のphバランスを整えてくれる働きがあります。健康な身体は本来、「弱アルカリ性」ですが、疲労が溜まったり、病気にかかったりするとphは「酸性」へと傾きます。酸性へ傾くと、体調がすぐれず、胃腸が正常に機能しなかったり、肩こり、疲労感などに悩まされたりします。また、免疫が低下し、風邪や病気をひきやすくなったりするのです。
クエン酸を効果的に摂取すると体内のphを「弱アルカリ性」へと戻してくれます。しかも、取りすぎた場合は体外へ排出され、副作用もないと言われていますので、安心して摂取できます。ただ、胃が弱い人や、胃が荒れている人は少量づつ摂取するのがいいでしょう。
また、体内へ入ったクエン酸は4時間後には消滅するようなので、一日数回に分けてとるのが好ましいです。ちなみに、クエン酸は食べ物からだけでなく、粉末からでも摂取可能です。
ストレスに負けない強い身体へ
酸っぱい味は味覚に適度な刺激を与えて、ストレス緩和に効果的なようです。ストレスを感じると、身体の体温や、臓器、代謝などを調整している自律神経のバランスが乱れます。自律神経のバランスが乱れると、不眠、胃腸の不快感、頭痛、眼精疲労、肩こり、眼精疲労などの症状が現れる可能性があります。
クエン酸はこの自律神経のバランスを整える働きがあると、ストレス学説で認められているんです!
ストレスが無い人はいないと思いますが、特にストレスを感じやすい人には積極的に取りたい成分です。
クエン酸はホルモンバランスまで整える!?
クエン酸は、性ホルモンの材料になる為、男女問わず積極的にとりたい成分でもあります。特に女性はPMSや出産、更年期など、ホルモンバランスを崩しやすいですが、クエン酸をとると、症状を軽くする方向へと導いてくれます。
男性ホルモンと女性ホルモンは全ての人が両方備わっています。この両方のバランスを取る事が大事で、バランスを整えるのにクエン酸が活躍してくれるでしょう。
めちゃめちゃ簡単!ブラジル定番サラダ「ヴィナグレッチの作り方」
材料(3~4人分)
- ピーマン 1個
- 新玉ねぎ (中〜大) 半分
- トマト 1個
- きゅうり 1本
- パセリ 適量
- 塩 小さじ 1/ 2
- レモン汁(ライムでも可)小さじ1
- お酢 小さじ1
- オリーブオイル 最後に回しかけるだけ
※ 好みでお砂糖を入れるとまろやかな味になります。( 小さじ1/2~ 1程度 )
作り方
- トマト、きゅうり、ピーマン、新玉ねぎを角切りにします。
- ボウルに全ての材料を混ぜ合わせて、最後にオリーブオイルを回しかけて完成〜。
まとめ
ブラジルでは、フェイジョアーダの汁をかけて、紫色のヴィナグレッチにするところもあるようです。
ブラジル料理だけでなく、揚げ物にも刺身にも、焼き魚にもなんでも相性のいい「ヴィナグレッチ」。辛いのが好きな方は食べるときにタバスコをかけても美味しくいただけますよ。夏の暑い時期、疲れたとき、調子の悪い時など、疲労回復、健康増進効果のあるクエン酸をとって元気回復していきましょ〜。